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『ザ・テツワン』~人生這い上がり

人生成り上がっちゃダメ、這い上がらなきゃ! 仕事からお天気や日常の事までをツラツラと…

勇気凛々

東日本大震災から2ヶ月半が過ぎた。
我が国では原発の問題が収束するどころか、
新たな問題が続出し、一向に終わりが見えてこない。

そんな中、国内はもとより諸外国からは義援金や支援の手が差し伸べられている。
非常に有り難いことである。

ところがどうだ。
我が国の政治家と言ったら、
やれ首相の発言が揺れているだの、政権政党の対応がマズイだのと
個人や特定の対象を責め立てるばかりで、誰も彼も具体的な対応策を取っていないように感じる。

今この時こそ全政治家が音頭を取り、日本という船を復興に導かねばならない時ではないのか。
誰かの揚げ足を取ったり、個人の責任を問うたり、
そんなことより、被災者の方が一刻も早く仮設住宅に入居出来るようにするとか、
避難所生活を早く切り上げられるように尽力するとか、
少なくとも、現状よりは少しでも良い環境で生活出来るようにする事を目指すべきではないのか。
復興に向けて、まず被災地に日常生活を取り戻してもらうことが優先課題である。

一方で、
大リーグで活躍している日本人選手や欧州でプレーする日本人サッカー選手などは、
自身がプレーすることで被災者を勇気付けられたらと頑張っている。
それを見るチームメイトも一緒になって、日本を、被災者を気遣ってくれている。


同じく気遣ってくれている選手がここにもいる。
F1ドライバー『ジェンソン・バトン』がそうだ。
ジェンソン・バトン

F1ドライバーには親日家が多い。
過去にはあの『アイルトン・セナ』がいたし、
元フェラーリ・ドライバーのジャン・アレジは、国民的美少女(だった?)『後藤久美子』と結婚している。
このジェンソン・バトンもモデルの道端ジェシカと交際中である。


そんなジェンソン・バトンが震災後、ヘルメットに『頑張ろう日本』の文字を入れて走っている。
さらにそのヘルメットを、今週末のモナコGP決勝では『日の丸』をイメージしたものを着用するという。
本人は『自分には日本との多くのつながりがある。今は特別な時だから』と説明している。

※注:2006年ハンガリーGPで、純正HONDA Racing F1 TeamでF1キャリアにおいて初優勝をあげている。
加えて、HONDAチームにとっても第3期F1参戦での初優勝でもある。


震災後は日本を2度訪れたという事で、
『被災者を思っている人々がたくさんいるということを示したい』と話した。


※写真右側~カタカナで『ジェンソン』の文字も
ヘルメット


普段は母国イギリスのユニオンジャックをあしらったヘルメットを着用
ジェンソン・バトン~Front ジェンソン・バトン~Back




現地には行けないが、この週末はテレビでジェンソン・バトンを一緒に応援しよう。
『Go Jenson,Goと…

Ayrton Senna

昨日開幕した『2010 F1グランプリ 第16戦日本GP』
今日はその予選が行われます。(鈴鹿付近は午後雨脚が強まる予想)

それと合わせるように昨日上映が始まった『アイルトン・セナ -音速の彼方へ-』
早速観に行ってきました。
『アイルトン・セナ -音速の彼方へ-』ポスター



少し甲高いあの声、少しはにかんだ様な表情、そして憂いを含んだ瞳…
早いものであれから16年。すべてを思い出した。

当時は特に応援しているつもりはなかったが、
ヨーロッパ貴族のスポーツに、ブラジルから乗り込んで行った青年が台頭してきた時、
サーキットだけでなく、政治的な争いにも翻弄され、
それでも一人戦っている姿に共感した。

映画は彼のF1での歩みを追いかけ、最後の瞬間まで続く。
ラストに近づくにつれ、胸がざわめくのが分かる。

あのグランプリ(サンマリノGP)は何かがおかしかったのだ。
フリー・プラクティスで、ルーベンス・バリチェロがシケインの縁石に乗り上げ、
ウォールに激突。
幸い鼻の骨折だけで済んだが、悪夢は続く。

予選では、トップスピードの出る場所でローランド・ラッツェンバーガーが帰らぬ人となった。
近代F1において死亡事故はなかったのだが、例外を作ってしまった。

そして決勝当日、その時がやってくる…

サーキットには'94以降足を運んでいないが、
'93の日本GPで、彼の日本での勝利を見られたのが何より嬉しかった。
まさかそれが日本での最後の勝利になるとは思いもしなかった。

自宅には、放送されたもの以外にもセナの映像があり、
文字通り擦り切れるほど見たものだ。
これを機にまた見てみようと思う。



公式サイト→アイルトン・セナ -音速の彼方へ-
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伝統のモナコGP

昨日はモナコGPだった。
いつも録画後に見るが、久し振りに放送時間帯に生で見た。

やっぱりモナコは良いなぁ。
抜き所がなくコースが難しいけれど、それだけにドライバー個人の能力が試される。
ましてや昨日はモナコでも雨が降ったから尚更だ。

そんなモナコで中嶋一貴がポイントをGETした。(7位・2point)
ナント日本人初のポイントGETのおまけ付き。
父の中嶋悟氏は完走こそあるものの、モナコでポイントGETは遂に叶わなかった。


そうなると故アイルトン・セナのモナコ『6勝』は驚異的である。
しかも89~93年まで5連勝。
まさしく【神の領域】ではないだろうか。

モナコで降った昨日の雨は12年ぶり。
モナコでは12年周期で雨が降っている。
前回は96年、前々回は84年に降った計算になるが、
84年の雨のモナコで注目を集めたのがアイルトン・セナだった。

当時非力だったトールマン・ハート(現ルノー/トールマン→ベネトン→ルノー)を駆って、
アラン・プロストを追い回したのである。
そしてようやく追い抜きトップに立った所で、雨が激しくなったため、途中でレースが終了…
『アイルトン・セナ 初優勝!』
と誰もが思った瞬間、1位にはアラン・プロストの表示。

中止になった時点ではなく、
その前の周回順位でレースが成立するため、アラン・プロストの優勝となった。

ひょっとしたら、ここからアイルトン・セナの伝説が始まったのかも知れない…