遅まきながら、年末年始にかけて行ってきた九州縦断一人旅のレポートです。
まず12月29日の午後に出発し、一路西へ。
その日の夜は壇ノ浦PAで車中泊、寝袋にくるまって仮眠です。
翌30日5:30頃に目覚めて、本格的な旅の始まりです。
まずは大分県別府市に移動します。

別府湾SAからの朝日がまぶしく、旅のスタートにふさわしい朝になりました。
さて別府に到着後、『地獄めぐり』に…
まずは『海地獄』
神秘的で涼しげなコバルトブルーの池…じっと見ていると海のようですが、実は摂氏98度もあるのです。
今から1200年前に鶴見岳の爆発によってできました。


この海地獄には足湯もあり、自由に利用できます。
これがまた気持ちヨカッタ~

続いて『鬼石坊主地獄』へ
灰色の熱泥が大小の球状をなして沸騰する様が坊主頭に似ており、鬼石という地名に由来して鬼石坊主地獄と呼ばれています。


次は『かまど地獄』
昔、氏神竈門八幡宮の大祭に地獄の噴気で御供飯を炊いた習わしがあったところから名付けられました。
猛烈な噴気と共に高熱温泉を出しています。泉温90度。


そして『鬼山地獄』
鬼山という地名に由来する鬼山地獄。別名『ワニ地獄』の名で親しまれています。
大正12年に日本で初めて温泉熱を利用したワニの飼育を始め、約70頭のワニを飼育しています。泉温99.1度。

気持ち良さそうに温泉に浸かっているワニがちょっと羨ましかったりもしました

さらに『白池地獄』へ
噴出時は無色透明の熱湯ですが池に落ち、温度と圧力の低下により自然に青白色を呈してきます。
園内では温泉熱を利用して、各種の大型熱帯魚を飼育しています。泉温95度。含むホウ酸食塩泉。

地獄めぐりの地獄は全部で7ヵ所ありますが、ここまではほぼ一ヵ所に集まっているので歩いて回れます。
残る2ヵ所は少し離れていますので、車で移動します。
有り難いことに駐車場は無料なので、時間によっては駐車待ちも発生します。
さて移動しての地獄は、『血の池地獄』
煮えたぎる粘土は、噴気までが赤色。豊後風土記に「赤湯泉」と記された日本最古の天然地獄です。
ここから産出する赤い粘土で、皮膚病に効く“血の池軟膏”が作られています。泉温78度。


しかしこの色を見たら、いくら皮膚病に効くといっても浸かるにはちょっと勇気がいりますね。
最後はこちら『龍巻地獄』
別府市指定天然記念物の「間欠泉」。間欠泉は一定の間隔で熱湯と噴気を噴出します。
世界の間欠泉の中でも休止時間の短いことにおいて注目を浴びています。

ここに着いた時点で噴出し終わったタイミングでしたが、待つこと約20分、写真のように勢いよく吹き上がっていました。
よく見ると屋根のようなものに覆われていますが、この囲いがなければ熱湯があちこちに飛び散るためにあえて設置したそうです。
※各地獄の紹介は案内パンフレットからの引用です。
さあこの後は次の目的地・熊本に向けて出発します。
続きのレポートはまた改めて…